【和モダンな】~スタッフのひとりごと-其の121~
こんにちは。
「今年も残すところあと数日だ。。」と思うようになってきました。
先週の長谷川のブログを見て、そう思った和出です。
私も長谷川のように何か一年を振り返ろうかなと思ったとき、ふと
〝和モダン〟という言葉を多く使う一年だったということを思い出しました。
サン工房では、この〝和モダン〟な住宅をつくっています。
言葉通り、和とモダンを組み合わせた言葉で、
サン工房の家もそれを体現しています。
ただ面白いことに、
私個人の感覚としては、
普通は〝和〟と〝モダン〟は相容れないようなものだと考えています。
今でこそ和モダンという言葉が定着してきましたが、
昔の〝和〟というのは、装飾がとても多く、
現在定着している和よりも、もっとコテコテとした情報量(線)の多いものでした。
対して、モダンというのは訳すると近代的なと言う意味です。
そしてそれは無駄な装飾や伝統的なものからの脱却という意味があります。
モダニズムと言われる建築は、
ゴシック様式やバロック様式などのコテコテした装飾を含む建築から
無駄なものを省き、必要なものだけを残した建築へと変化していったものです。
そのため、
和とモダンは普通は相容れない物だと思っています。私は。
そうしたら〝和モダン〟とは何なのかというお話になりますが、
和のコテコテした装飾から、
必要な物だけを残しつつ、
最小限の情報量(線)(シンプル)で作り出した様式に、
実用的なモダニズムのシステムを組み合わせた物だと思われます。
このうまい具合に調和の取れたデザインは最近からでは無く、
何十年も前から作られてきました。
私たちサン工房・スタジオもこの和モダンをベースに
これからも家づくりをしていきます。