【匂いと記憶】~職人からの目線 其の41~
こんにちは。
40歳になり、加齢臭が気になる長谷川です。
娘に臭い!と言われないように奮闘中です。
久しぶりに家に帰ると落ち着きます。
当たり前のことですが、何か要因があるのかと調べていました。
すると、匂いが関わっているようなのです。
五感の中で唯一、匂いだけが感情・本能に関わる「大脳辺縁系」に直接伝達されるらしく。
そこには記憶の機能を持つ「海馬」という器官があります。
そのため、匂いには本能的に経験した記憶と結びつくことが多いです。
2020年にブレイクした、シンガーソングライターの瑛人さんの『香水』の曲を聴くとよくわかります。(僕が好きな歌というだけですが…)
歌は恋愛経験と香水の匂いが結びついていましたが、
今回は家の匂いが懐かしさや落ち着きに結びつきました。
ここからは、個人的な感想ですが
ビニールクロス(壁紙)やクッションフロアのような素材よりも
木材や塗り壁のような多孔質な自然素材の方が匂いを定着しやすく、それが家の匂いとなるのかなと
家の匂いと家で過ごした記憶が、落ち着く感情となるのでは!?
となると、家で使われる素材は多孔質な自然素材をメインに考えていくことが、住む人にとって良い選択となると感じます。