2025.04.19(土)

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【ペットと暮らす】~木の家設計作法-其の511~

最近はペットと暮らす人が増えています。

日本では現在、犬または猫を飼っている世帯の割合は17.1%とのことです。(2023年一般社団法人ペットフード協会調べ)

ペットと暮らすことは、心身ともに多くの効能があります。科学的な研究や多くの人々の体験からも、その効果が実感されています。以下に、代表的な効能をいくつかご紹介いたします。


 精神的な効能

  1. ストレスの軽減
    ペットと触れ合うことで、オキシトシン(「幸せホルモン」)が分泌され、心が落ち着くとされています。

  2. 孤独感の緩和
    特に一人暮らしの人にとっては、ペットが家族のような存在になり、孤独感を和らげてくれます。

  3. うつ病などの症状の軽減
    毎日の世話やスキンシップが、気分の落ち込みを軽減する助けになることもあります。


 身体的な効能

  1. 運動量の増加(特に犬の場合)
    散歩に行く習慣ができることで、運動不足の解消につながります。

  2. 血圧や心拍数の安定
    ペットとの触れ合いでリラックスし、心拍数や血圧が安定するという研究もあります。


 社会的な効能

  1. 人間関係の構築
    ペットを通じた会話がきっかけで、人との交流が増えることも。

  2. 責任感・生活リズムの向上
    ペットの世話をすることで、生活に規則性が生まれ、責任感も育ちます。


子どもにとっての効能

  • 思いやりや共感力が育つ

  • アレルギー体質の予防(乳幼児期から接する場合)


上記のように、ペットとの生活は、癒しだけでなく、心と体の健康にも多くの良い影響を与えてくれます。

よって私たち設計者もペットとの住まいを設計する場合、“ひと”だけでなく、ペットのことも理解して設計をすすめなくてはなりません。

それには、自身のペットと暮らした経験だけでなく、

住まい手のペットとの暮らしに対する思いをしっかりと伺い、

犬や猫と暮らす家の為のノウハウを掲載した建築専門誌も多数出ておりますので、

まずはそれらもしっかりと参考にさせていただきたいと思います。

 

ペットと暮らす住まい手にとっては大事なご家族ですので、しっかりと聞き取りをして設計を進めたいと思っています。

 

サン工房・スタジオ代表:袴田英保

 


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