2023.09.07(木)

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【実験してみた】~新米設計士のひとりごと-其の61~

こんにちは。

先日、愛知県岡崎市の「昇華の家」の気密検査をした和出です。

夏の気密検査は大変ですね、暑いです。。(笑)

岡崎市で和モダンな木の家/サン工房岡崎スタジオ

そんな暑い中行った検査ですが、

良い数値が出ました。

 

また数値が出た後も、どこが漏気ポイントかこまめに見ていきました。

数カ所の漏気ポイントが見つかり塞ぐと、

最終的にC値が0.11も減らせる事が出来ました。

 

漏気場所は気密施工はしていた物のしっかりと塞がっていなかった所でしたので、

次回、気密処理を行うときは建前の段階で施工をし、

初めのうちからしっかりと塞いでおくという反省点も出来ましたのでより気密施工の技術が上がったと思います。

 

さて、最終的に数値が0.11減ったわけですが、

実際どれくらいの隙間でどのくらい数値が変わるのか実験をして見ました。

実験内容は密閉空間に3センチ四方(9㎡)の穴を開けます。

岡崎市で和モダンな木の家/サン工房岡崎スタジオ

岡崎市で和モダンな木の家/サン工房岡崎スタジオ

あ、因みに▲上の写真、黒い棒を当てていますが、

こちらが漏気場所を探し当てる機械になります。

(風の流れがあると反応する機械です)

 

さて結果はと言いますと、

0.12数値が変わりました!

3センチ四方(9㎡)の穴でC値=0.12でていると言うことになりました。

 

ちなみに先ほどお伝えしていた漏気ポイントを探し気密処理していた時間ですが、

約2時間半になります。漏気ポイントを塞ぐことで最終的に0.11減りましたが、

 

3センチ四方の穴(C値=0.12)と殆ど変わりません。

ということは3センチの穴の隙間を約2時間半掛けて塞いでいたと言うことになります。

そう考えると気密処理って大変だなと思います。

 

しかし、お施主様が少しでも快適に過ごしていただくためには

この作業はとても大切な事に思えます。

ということで、これからも気密処理を頑張っていきます!

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