【雨で気になること】~職人からの目線 其の35~
こんにちは。
来週末に建前が迫ってきて、毎日天気予報をチェックしている長谷川です。
台風が発生しないことを、祈るばかりです。
建前時が雨で、木が濡れて心配になる方が多いと思います。
もちろん、可能な限り雨を避けることが良いですが、時期によっては月の半分は雨だったりもします。
延期しても、また雨が降ることがほとんどです。
工期もあるので、雨天決行することが多いのが現状です。
しかしながら、木材は一度乾燥すると、水分を吸収にしにくいという特性があります。
表面は濡れていても芯まで濡れることはありません。
しかもサイズに加工し表面が削られることで、さらに吸収しにくくなります。
雨に濡れても、夏場なら数日で乾いてしまうため、交換するほどの心配はありません。
サン工房は集成材とは違い、無垢の木材を使い、在来工法と呼ばれる建て方ですので、屋根が出来れば数日で乾きます。
梁や柱の構造材が大丈夫でも、施工する大工衆が雨で足元が滑りやすくなります。
雨の日は危険度が増し、より集中して疲れたり、合羽を着ることで動きづらかったり、
いつものように動けないストレス…
やはり晴れていることが1番ですね。
久しぶりに、てるてる坊主をつくる長谷川でした。(娘によるアレンジ付き)