【チャンスに感謝】~職人からの目線 其の26~
こんにちは。
久しぶりの地元、浜松に帰ってきて、帰る場所があることに感謝している長谷川です。
いよいよ桑名市で新築工事をする、構造材が搬入されました。
これから多くの木材達を1本1本見定めて、それらの特徴を生かし墨付けしていきます。
墨付けとは、1本の木材に加工するための指示線を書くことです。
今ではプレカット(機械加工)が主流となり、墨付けできる大工が少なくなっています。
あと20年、30年すれば、ほとんどいなくなるでしょう。
プレカットがあるので困ることがないですが…
その時には、搬入された木材を組み立てるだけの、職人と呼ぶには程遠い組立工が多くなります。
すでに大手工務店などでは、家づくりを簡略化して、外国人労働者を雇っているところもあります。
間取りが違うだけで、同じような家が立ち並んでいます。
利益だけ求めれば、仕方がないのかもしれません。
そんな現状のなかで、職人として扱われ墨付けができるチャンスがあることに感謝して、家づくりを精一杯頑張り、楽しむようにしていきたいです。
『日本の家をつくる』
がコンセプトのサン工房では、この先を見て、日本の木材を使い、それを生かした家づくりを求め続け、職人とともに長くあり続けるようにしていきます。