【繋ぐ喜び】~職人からの目線 其の21~
こんにちは。
最近、娘と手を繋ぐ機会が激減している長谷川です。
昔は喜んで繋いでくれていたのに…
家造りをするうえのこだわりで、木の目が繋がっているように見せることに重点を置いています。
木の目とは、木の歳を表す年輪のことです。
山から製材へ、そこから材木屋などを経由して、私たち職人の元に届きます。
家の一部として、取り付けられる木材たちを、より美しく見せるため
職人の腕の見せ所になります。
今回の現場では、面戸と呼ばれる短くカットした部材を1本の木に見えるように繋げました。
室内でも巾木のコーナー部を木目が合うようにしました。
さらに角を少し丸くなるように、やすりがけをして安全性と優しい雰囲気も持たせました。
よく見ないと気付かない部分ですが、そこに手を掛けることで他との違いが生まれると考えています。
サン工房の建物は木を活かし、スッキリとしたデザインで、より木の目が浮き出る
これからの作業も繋ぐ楽しさを意識して作業していきたいと思います。