岡崎市の木の家工務店から 並べる作業。 ~スタッフのひとりごと-其の12~
おはようございます。
今朝、外掃除をしていて、まだまだ日が当たるところは暑さがあるのですが、しかし日陰に入ると途端にひんやりとした空気になっていてとても気持ちの良い場所になっていました。来週から気温が下がるようですのでより過ごしやすくなるのではないかと期待しています。(笑)
そういえば少し前、私事なのですが商業施設などの現場監理をしている友人と話す機会がありました。
その話の中で、床に関する話題になり、その話以降意識して見てしまっている物があります。
それが、
こういうものだったり、
こういうものだったり、
こういうものだったりと。
石畳やタイル畳のことを意識して見てしまっております。
普段何気なく歩いている場所ですが、作り手の職方さんはもの凄いことをされているなと思います。
石やタイルを一枚一枚並べていき、公共の場所だと、100m、200m、1kmなど途方もない距離を並べていくこともあります。
そして、ただ並べるだけではありません。
石同士やタイル同士に隙間があるのがわかると思います。これは目地(めじ)と言うもので、ご存じの方もおられることかとおもいますが、建物や土木構造物(道路や橋など)、少し間隔を空けた部材どうしの隙間、継ぎ目の部分のことを言います。
目地を入れると言うことは、隙間を空けなければいけないと言うことであり、その分の作業が増えると言うことになります。
また隙間は等間隔であったりランダムであったりと様々ですので体も頭も使う大変な作業になります。
他にもいろいろ並べ方があります。この上(↑)の写真は一見何も考えずにサラッと置いているだけのようにも見えますが、レンガと木が交互に置かれているような配置になっており、またレンガの向きも人の導線に対し、長手向きに配置しています。
それに対し、この上(↑)の写真の石畳では石の端のかたちと合う石をみつけて、並べるように配置して行っています。
そしてこの上(↑)の写真。歩いている最中に撮ったので若干ピントがブレてしまっていてすみません。
これをみて凄いなと思い、慌てて撮ってしまいました。
この石畳はおよそ300mあり、左側が白っぽいレンガ、右側が黒っぽいレンガになっており、左から右に、右から左に段々と色が変化していっております。且つ並べ方に明確な規則性はおそらく無く、色の変化がとても自然でした。
こんなように普段何気なく通っているけど、実は凄いものなど、そこかしこに点在していると思います。
いつも通っている場所など、意識して見てみると思わぬところで感動するかもしれません。