岐阜県可児市で木の家をつくる【「行雲流水の家」杉板天井】~現場の風景-其の30~
岐阜県可児市で施工中の「行雲流水の家」の工事は、現在大工さんの工事が着々と進んでおります。
外部廻りの下地作業も終わり、現在は天井の工事を行っていますが、先日から張り始めたリビングの
杉板天井もだいぶ進みました。
今回は杉の木の柾目(年輪に直角またはこれにちかく縦断した断面に見られる通直な杢目)が多い材料を
選んだのですが、色や杢目が1枚ずつ違うので、大工さんはまず最初に全部の梱包を解いて、板を広げて
なるべく同じ色めが並んでいくように張る順番を考えてくれました。
今は、杉板の赤味の部分(丸太の芯に近いほう)と白い部分(樹皮側に近いほう)の色が混じっていますが、
2年くらい経つと白い部分も色が濃くなっていくので、もっと馴染んでいき、より良い雰囲気になると思います。
杉板や桧などの針葉樹は、そのような経年美化がより楽しめる樹種です。
完成後も何年も楽しめるなんて良いですね。