2025.08.30(土)

  • 設計作法

【光の調整】~木の家設計作法-其の530~

私たちは五感で心地良さを感じていただける家を目指しています。

その五感のひとつに視覚がある訳ですが、その視覚の中でも、明るさ、光というものは、居心地の良さにとても大きな影響を与えるものと思っています。

暗過ぎず、明る過ぎず、過ごし方や使い方によってその光の入れ方や量は変えなくてはなりません。

時には直射で、また時には間接的に拡散させたり、ガラスの種類やカーテンなどで遮ったりと、様々な方法で光を上手に調整する設計を常に心がけなくてはならないと思っています。

光の調整方法には、自然光と人工照明の両方においてさまざまな手段があります。以下に代表的な方法を整理します。

■ 自然光の調整方法

1. 窓の位置と大きさ

  • 南向きの大きな窓は日中に多くの光を取り込めます。

  • 高窓(ハイサイドライト)は、直射日光を避けながら柔らかい光を室内に入れます。

2. 障子やレースカーテン

  • 光を拡散し、やわらかな明るさに変えてくれます。

  • 目隠しと採光を同時に実現してくれます。

3. ブラインドやロールスクリーン

  • 角度調整で光の量や方向をコントロール可能。

  • 日射の強さに応じた微調整がしやすい。

4. 庇(ひさし)や格子

  • 夏は直射日光を遮り、冬は低い太陽光を取り入れる設計が可能。

  • 外と中のつながりを保ちながら光を調節。

■ 人工照明の調整方法

1. 調光機能付き照明

  • ダイマー(調光器)で明るさを変えられます。

  • 時間帯や用途に応じた雰囲気づくりに便利。

2. 色温度の調整(電球の色)

  • 電球色(暖かみ)~昼白色・昼光色(すっきり明るい)まで選択可能。

  • 朝や夕方は暖色系、昼間の作業時は白色系が効果的。

3. 間接照明の活用

  • 壁や天井を照らすことで、まぶしさの少ないやわらかな光に。

  • 落ち着いた空間演出に向く。

4. スポットライトやスタンド照明

  • 必要なところだけ照らす局所照明。

  • 読書や細かい作業をする場所に適しています。

■ 目的別アドバイス

目的 調整方法の例
明るくしたい 南向きの窓、白系の壁、反射率の高い素材、間接照明
やわらかくしたい 障子、レースカーテン、間接照明
眩しさを防ぎたい ブラインド、ひさし、調光器
リラックスしたい 電球色、低めの照度、間接照明

これからも必要に応じて、または空間の状況に合わせて、安心感や心地良さを感じることができる光になるように設計したいと思います。

サン工房・スタジオ代表:袴田英保


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