2021.04.07(水)

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岐阜県可児市で和風の木造住宅建設中【板図】~現場の風景-其の12~

岐阜県可児市で着工した「行雲流水の家」。

担当大工さんによる構造材の手刻み作業も始まっています。

本日は、現場で着工の立ち合いをした後、各務原市にある加工場に立ち寄り、大工さんの作業を確認してきました。

大工さんは、まずは材料の墨つけ(柱、梁となるような木材を加工するための目印を付けること)をする前に、

板図という図面を描いていました。

板図とは、設計が書いた図面を元に大工さんが墨付けをするために描く、いわば大工さんの設計図のようなものです。

最近では、ほとんどがプレカットという機械加工が主流となり、大工さんの手による手刻み加工自体がかなり

減ってしまったため、このような板図を描く大工さんもほとんど居なくなってしまったようです。

今回の担当大工さんは、まずは全体を頭に入れるために描いたとのことです。

その板図をもとに、大工さんが1本ずつ墨付けをしていきます。

この墨の付け方も大工さんが部位や仕口の種類によって変わります。

上棟時の構造材を組んだあとのイメージが浮かんでないと出来ない作業です。

この構造材の手刻み作業は、これから約2か月間かけて進めていきます。
6月上旬の上棟がとても楽しみです。

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