2025.05.17(土)

  • 設計作法

【中庭の効能。】~木の家設計作法-其の515~

間口が狭くて奥行が長く、隣の家との間隔が狭い街中の敷地の場合、風通しが悪くなりがちです。

 

建物の中央に中庭を設けることで、家の中に空間が生まれ、風を通すことができるようになります

 

また中庭は、その周囲の部屋に光りを入れることもできます。

 

このように中庭にはいろんな良さ(効能)があります。

 

今回は日本の住まいにおける中庭の効能にスポットを当ててみたいと思います。

 

豊田市で和モダンな木の家/サン工房・スタジオ

「和敬静寂の家」(ガレージと中庭がある平屋) 詳しくはこちら

 

1.採光と通風の向上

  • 建物の中心に中庭があると、周囲の部屋に自然光が入りやすくなります。

  • 外部に面していない部屋でも、明るく開放的な空間になります。

  • また、風の通り道としても機能し、自然換気がしやすくなります。


2.プライバシーを確保した屋外空間

  • 外から見えにくい中庭なら、周囲の視線を気にせずくつろげるスペースになります。

  • 子供やペットの遊び場としても安心です。


3.癒しや自然とのつながり

  • 緑を取り入れることで、リラックス効果が得られます。

  • 小さな庭園や水場をつくることで、日常に自然の風景を取り入れることが可能です。


4.インテリアとの一体感

  • 中庭を中心に設計することで、どの部屋からも眺められる美しい空間になり得ます。

  • 四季の変化や光の移ろいを家の中から楽しめます。


5.ライフスタイルの幅が広がる

  • 屋外ダイニング、読書スペース、家庭菜園、ヨガスペースなど多用途に活用可能です。

  • 屋内と屋外の中間のような感覚で、日々の生活が豊かになります。

 

 

このように中庭は、日本人が自然を取り入れながら暮らすための、ひとつの素晴らしい工夫であるといえます。

様々な条件や建て主様のご要望はありますが、可能であれば魅力的な中庭を提案していきたいと思います。

 

サン工房・スタジオ代表:袴田英保

 

「深山路の家」(バイクガレージがある家・中庭がある家) 詳しくはこちら

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