岡崎市、豊田市で木の家をお探しの方【玄関は住まい手を表す-1】~木の家設計作法-其の485~
住まい手からだけでなく、道往くひとにもいつも見られているのが玄関とアプローチです。
家の第一印象を左右する「住まい手を表す」場として設計しなければならないと思います。
私たちが魅力的な玄関アプローチにするために実際に気を付けていることを挙げてみたいと思います。
1.スムーズな動線と高さ設定
道路からスムーズに入って来れるような位置と高さ設定を意識します。
道路からアプローチや玄関であることを認識しやすく場所に設定することや、
敷地に雨水などの水が入って来ないようにしながらも無理なく上がっていける高さの設定をします。
階段やスロープを設置する必要があるような高低差がある場合は、
階段の適切な踏み幅、スロープの長さと勾配には注意します。
2.プライバシーの確保と雰囲気づくり
家の正面が通りに面している場合は、目隠しのフェンスや植栽を使って外部からの視線を和らげるよう工夫します。
ただし、完全に閉じすぎると圧迫感が出るため、適度に視線を遮ることを心掛けます。
玄関アプローチに植栽を配置することで、自然な雰囲気を作り出し、訪問者にリラックスした印象を与えることができます。
低木や花壇をバランスよく配置するのがポイントです。
3.雨に濡れないポーチの計画
玄関ポーチの屋根はできるだけ大きくします。
できればポーチで傘を広げられるくらいは欲しいと思っています。
ポーチ屋根の大きさは風雨にさらされないという機能面だけでなく、
玄関部分を大きな屋根で被せるとデザインもどっしりと落ち着いたものになります。
4.アプローチの素材選び
素材感、統一性、耐久性、滑りにくさ、コストなどを意識してアプローチ、玄関土間の素材選びをします。
私たちの場合ですと、御影石、左官の洗い出し土間などをよく使います。
4.照明
夜間に安全に通れるよう、足元を照らす照明を検討します。
階段やスロープの周り、玄関ドアの周辺には、適切な位置にライトを配置。
照明器具はデザインの一部として考え、建物のスタイルに合ったものを選びます。
埋め込み型のライトなど、目立たないタイプを選ぶことでシンプルな印象を作れます。
これらの要素をバランスよく取り入れることで、機能的かつ美しい玄関アプローチを作り出せます。
あなたはどのようなスタイルやテーマでアプローチを造りたいですか?
サン工房スタジオ 代表:袴田英保
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