【街並みをつくる】~木の家設計作法-其の475~
昔の日本の街並みは、屋根の素材や形などが統一されていたり、
春の桜や秋の紅葉など、四季折々の風景が彩り添え、それは美しいものでした。
しかしながら、昭和の時代になって、様々な建築素材が開発され、高度経済成長とともに、
爆発的に住宅の数も増えると同時に多様化して行く中で、その美しい街並みは大きく崩れていきました。
現代の商業主義の社会や、グローバル化を考えると、
よほど国や地方自治体が規制を敷かない限り、街並みが改善されることは困難だと思います。
「彩雲の家」(街中の2世帯住宅)
家づくりという仕事に携わる私たちは、街並み全体を計画する機会はなかなかないとは思いますが、
私たちが設計した家、一軒一軒が街並みを作るという気持ちを持って、
街並みを意識した丁寧に設計やデザインを提供していかなくてはならないと思います。
「縁園の家」(現代数寄屋の家・薪ストーブがある家) 詳しくはこちら