潤いある住まいづくり【四季の恵みを取り込む】~木の家設計作法-其の462~
プランに入る前に、まずしなければならないのは、
敷地の状況や、長所、短所を、冷静に把握することです。
例えば、
「目の前に山並みが見える」
「隣の庭の形の良い木が見える」
などの環境がないか、敷地調査の段階で周囲を観察します。
そしてもしそのような環境を見つけたることができれば、
積極的に借景として取り込むことを考えます。
なぜなら、
自然や植物などの四季を移り変わりを感じることは
私達の日々の生活に
癒しや潤いを与えてくれるからです。
庭をつくってそのような四季を感じることも良いと思いますが、
まずは敷地の周囲をじっくり観察することから始めることで
少しでも心が豊かになる住環境を、これからも私達はご提案していければと思います。
サン工房・スタジオ
代表:袴田英保
「歩人里の家」(桜の借景を愉しむ家) 詳しくはこちら