心地良い空間をつくる【灯(あかり)の設計-2】~木の家設計作法-其の395~
灯(あかり)の設計においては、そこにどんな明るさが欲しいのかということをまずは考えます。
例えば、心を落ち着かせたいリビングなどの空間では、できれば灯具の数はなるべく抑えて、
灯の重心は低くする方が良いかと思います。
昔の民家までとは言いませんが、天井があまり明るくなく、部屋も少し暗めのほうが、効果があります。
その上で、手元を明るくしなければいけないところは必要な分だけ明るくするような配慮をします。
灯(あかり)は心理的にも影響を及ぼす大事な要素ですので、灯具の仕様や位置だけでなく、
部屋全体の明るさも含めてしっかりと計画したいと思います。
代表:袴田英保
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