岡崎市の設計事務所として暮らし方を設計する【光と風と語り合うくらし】~木の家設計作法‐其の17~
住まいの快適性はどこからもたらされるのでしょうか。
美しい外観。広々とした空間。お気に入りのインテリア。便利な住設機器。
もちろんそうした物としての要素も重要です。
「双里の家」(二世帯・薪ストーブのある家) 詳しくはこちら
しかし、それらだけでは住まい手の情感や心持ちまでも十分に満足させることはできません。
人間としての遠い記憶を内に秘めた住まい手は、外から入る光や風といった自然を肌で感じてこそ、
心身ともに心地よさを感じるからです。
窓から差し込む太陽の光は、単に明るさやあたたかさをもたらすだけでなく、空間に多彩な表情を与えてくれます。
そして風は高温多湿の日本の夏に涼しさを運び入れてくれるとともに、一年を通じて自然の息づかいを感じさせてくれます。
光と風を語り合うように招き入れる。そんな心地良い暮らしを叶える家づくりを常に心掛けたいものです。
「掌和の家」(軒の出・縁側のあるくらし) 詳しくはこちら