日本の木を使う
高温多湿な気候の日本では、木材において腐巧菌が発生しやすく白蟻などの病害虫も数多くみられます。この様な環境の中、日本の森林で何十年、何百年と生き続けている日本の木には日本の気候風土に対する耐性(防腐や防虫性能など)が備わっている為、結果として耐久性に優れた木材となり世代を超えて住み継がれる丈夫で長持ちする住まいができるのです。
無垢(むく)材とは、一本の原木から角材や板材を必要な寸法に切り出したつなぎ目の無い材木の事を言います。木材を接着剤で貼り合わせて接着し、人工的に作る集成材とは違い、無垢材は見た目に優しかったり、美しさを感じるだけでなく、調湿作用や香りなどによる効果もあります。また手や足で直接触れて温かみを感じたり、柔らかさを感じたりと私達の五感全てに心地よさを感じさせてくれる素材です。
高温多湿な気候の日本では、木材において腐巧菌が発生しやすく白蟻などの病害虫も数多くみられます。この様な環境の中、日本の森林で何十年、何百年と生き続けている日本の木には日本の気候風土に対する耐性(防腐や防虫性能など)が備わっている為、結果として耐久性に優れた木材となり世代を超えて住み継がれる丈夫で長持ちする住まいができるのです。
こと・もの・ひとYoutube 第2回
「なぜ日本の木(国産木)を使うのか」
なるべくコストを抑える為には、どこかで仕様を落とさなくてはなりません。それをどこにするかはそれぞれの住宅会社の考えだと思います。私達サン工房・スタジオもコストを抑え無理なく皆様に建てて頂きたいと思っております。その一方で住んで頂く以上なるべく丈夫で長持ちする家にしたいという思いもあります。よって特に見えないところ、つまり将来交換が難しいところこそキチンとコストをかけて造るべきだと考えます。例えば床下の材料は湿気など腐りや虫害に強いとされる桧を使っていたり、壁の下地の胴縁に杉を使っていたりと適材適所の材料を使った設計が必要だと考えます。
こと・もの・ひとYoutube 第3回
「木の家の良さ」
日本の家づくりに使われてきた材料は地域で産出された自然素材が殆どで、その生産においては地域の生産者に受け継がれてきた生産技術が生かされ、それが地域経済を支えてきたと言ってもいいと思います。気候の影響をコントロールしながら和紙や石材、塗り壁といった地元産の自然素材を上手に利用する環境共生型の「日本の家」のしつらえや技術は、エネルギー消費の抑制が課題である今日において、一層評価されるべきと考えます。
室内に使用する仕上げ材は、室内の多くの面積を使用するとともに、人が肌を通して接する大事な部分です。よって私達はそこにできる限り身体に優しく見た目も落ち着く素材を使用したいと考えます。その代表的なものとして漆喰や珪藻土などの左官仕上げがあります。左官で仕上げられた壁は室内の湿度が高い時には、湿気を吸い乾燥すると吐き出します。また匂いなどの吸収作用もあります。
コロナでウイルスについて皆さん敏感になったと思いますが、特に漆喰については原材料が消石灰でつくられており、強アルカリ性という性質から、ウイルスが1時間で死滅するとも言われています。質感という点においては、同じ材料でも塗り方によって様々な表情が生まれるのも左官仕上げの魅力です。
室内の仕上げとして、身体に優しい素材のひとつに和紙があります。壁紙=ビニールクロスというイメージが大きいかもしれませんが、昔から日本の建築物件には和紙が貼られていました。和紙は原材料が自然の物で有害物質を含まずその種類によって表情も様々でやはり湿気を吸ったり吐いたり呼吸をすることも大きな魅力です。私達は主に高知県で生産される土佐和紙を使用しています。
天然素材である「石」には、自然物であるがゆえに様々な表情があり、とても魅力的な素材です。時に艶があり美しく、時に寂びのある荘厳な表情を見せてくれます。じっと石の表情を見ていると時を超えた懐かしさや安心感を感じさせてくれ、自然と心が癒されます。また庭の緑との相性もよくその印象をぐっと引き締めてもくれます。木と緑と石は自然に共存しているので良く馴染み安心した気持ちになるのは当然のことと言えます。私達の専属の庭師は岡崎の石問屋から石材を入手しており、私達も庭師が手がける内外装の石貼りや庭の石積みを積極的に取り入れたいと考えています。
サン工房・スタジオの見学会や
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サン工房・スタジオの「日本の家」の設計のこと、施工のこと、
過程や実際に住んでみての感想を率直に語っていただいています。
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