岡崎市で新築住宅をつくるために【床下地をつくる‐1】~スタジオ改修工事- 其の3~

岡崎スタジオ事務所改修工事は着々と進んでおります。

大工さんがほぼ1日で根太を二重に組んでくれました。

既存の床は土間にビニルシート張りです。
木の家をつくる設計事務所、そして工務店としては、どうしても無垢の木の床が良いと思い、
既存のビニルシートの床の上に二重に床を組むことにしました。

最終的に、この事務所を出る時は、元に戻すという不動産業者さんとの約束ですので、なるべく床も傷付けないようにしなくてはなりません。
よって、二重床の工法については、大工さんといろいろ話し合い、根太を流したほうが、床に留め付けをしなくても、安定した床を組めると
いうことで、今回の根太組工法で床組みをすることにしました。

そして、どうせなら、冬少しでも暖かく感じていただくために断熱材を根太の間に入れることにしました。
根太には新築同様、シロアリに食われにくかったり、腐朽菌にも強い桧材を使っていますが、
今回の床下は通気が取れないので、念のため断熱材はシロアリなどの虫害に強い断熱材(パフォームガード)を入れています。



上記写真:床と壁の取り合いは、シロアリ業者さんのアドバイスで、念のためシロアリが入りにくくする為の薬をスプレーしておきました。

床下の配線もしっかりと所定の位置に入れてこれから針葉樹合板下地を敷いていきます。

床が出来てしまうとこのような下地は見えなくなってしまいます。
しかし、見えなくなるところだからこそ、丈夫で長持ちする材料を適材適所に使い、しっかりつくるのが私たちの考えです。
また、下地のつくり方や配線を仕込んでおくやり方など、隠れるところに、多くの大工さんや電気業者さんのいろいろな検討や工夫がなされています。