【設計者からの贈り物】~木の家設計作法-其の383~

同じ庭でも、外に出て見る庭と建物の中で、

開口部を通して見るのとでは、印象は全然変わります。

 

それは内部の暗さの中で、

開口部がひとつのキャンバスとして庭の風景を切り取って室内に取り込むからだと思います。

 

岡崎市で和モダンな木の家/サン工房岡崎スタジオ「まるたけ堂・くつろぎ庵」(庭をみながらくつろぐカフェ・木の空間でくつろぐカフェ)

 

庭などを見たい開口部の配置や大きさを決める際は、必ずそのような切り取られた庭や風景の様子も、

一枚の絵画の様に頭に思い描いて決定する様にしています。

 

このようにして出来た、ピクチャーウインドーは、

住まい手も予想していなかった場合も多く、私達設計者からの最良の贈り物になります。

 

そんな住んでから始めて気づく設計者からの贈り物がたくさんある家をこれからもつくり続けていきたいと思います。

 

代表:袴田英保

 

豊田市で和モダンな木の家/サン工房岡崎スタジオ「幸漆の家・幸然の家」(現代町家の家・町家の二世帯住宅) 詳しくはこちら