戸建て注文住宅をこれから検討される方へ【縁側】~木の家設計作法-其の371~

以前の日本の家には必ずといっていいほど、縁側がありました。

しかしながら、最近の特に都市部の家ではなかなか見かけなくなりました。

 

縁側とは、和室と外部との間にある板張りの空間のことです。

簡単に表現すると、和室に入る前室のようなもので、和室という居室に対しての内と外の境目に存在する緩衝地帯でもありました。

 

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例えば、近所の人が訪ねてきたとき、縁側でお茶菓子などを食べながら、話をしている光景が思い浮かぶと思います。

家の中に入るわけではないので、ごくごく気軽に世間話などが楽しめる場だったのだと思います。

このように、縁側は家族の会話の場所だけでなく、接客、コミュニケーションの場にもなる空間だったのです。

そんな空間と、ひととひととの緩衝地帯にもなる縁側は、形はいろいろ変化していますが、その場所性は今後も残していきたいと思います。

 

代表 袴田英保

 

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