木の家工務店として私たちがしたいこと【間取りではなく「場面」。】~木の家設計作法-其の325~

プランニングの打ち合わせをしていると多くの住まい手が、具体的な部屋の間取りを要望されるのですが、
機能的な広さは確かに必要ですが、重要なのは「○帖のリビング」ではなく、その空間で、いつ、誰が、誰と、何をするかです。

例えば、対面キッチンがいいとおっしゃる方が最近はほとんどですが、なぜそれが良いのか。
多くの人は夕飯を作るときに家族と話したい。またはお皿洗いのときに孤立したくない。というように答えるでしょう。


「季憶をつつむ家」(中庭のある平屋・ガレージがある平屋) 詳しくはこちら

 

確かにそれも答えにはなっていますが、もう少し掘り下げて、「場面」で考えるとこうです。
夕食を作りながら、学校から帰ってダイニングテーブルに座って勉強している子供に話しかける。
そして顔を上げた子供の目を見て、「今日は学校どうだった?」と聞く。
そうすると子供は笑顔で、「今日学校で先生に褒められたよ」と話す。

何気ない日常の家族との会話や関わりが「場面」です。私たちの家づくりは、このような家族の暮らしの「場面」づくりがしたいのです。

「葵花向日の家」(大屋根の家・大きな玄関ポーチがある家) 詳しくはこちら