岡崎市の木造住宅の設計事務所として【環境を読み解く】~木の家設計作法‐其の301~

周囲を囲まれた住宅地において、日照をどう確保するか。条件にも寄りますが、これはなかなか難しい設計の課題です。

周囲をぐるり見回して、少しでも日照が取れそうな場所があれば、そこを狙ってくつろぐ場所を持っていったりするのですが、
南面全面に家が建っている場合などは、手の打ち用がない場合もあります。
そんな時、もし住まい手の年齢も若い場合は、二階のリビングを提案することもあります。


「駘蕩の家」(二階リビングの家・現代数寄屋の家) 詳しくはこちら

しかし、二階リビングは日照を得られたり、周囲の眺望を確保できたりするというメリットの反面、
歳を取っても二階に必ず上がらなければならないというデメリットもあることをしっかりとご説明しなければなりません。

まずはしっかり敷地を観察すること。そして臨機応変のご提案をしながらもしっかりとそのメリット、デメリットをご説明する。
当たり前のことを当たり前にしっかりとご提案したいと思います。


「星垂る灯の家」(二階リビングの家・街中の家) 詳しくはこちら