岡崎市の木の家設計事務所より いい家づくりのプロセス【家づくりは自分との対話】~木の家設計作法-其の248~

当たり前の話ですが、完成した時「いい家」と感じるだけでなく、
実際にその家で暮らした上で「いい家」と感じる家が、本当の「いい家」です。

だからこそ、家づくりの第一歩は、「どんな家を建てようか」と考えるのではなく、
「どんな暮らしをしたいのか」を考えることから始めたいものです。
つまり、建築主としての自分とら、住まい手としての自分との対話から家づくりをスタートさせるのです。


「団栗眼の家」(寄棟の平屋・犬と住む家) 詳しくはこちら

しかし、予算など、様々な制約を抱えた建築主と、いくつもの夢や希望を持った住まい手との対話(折衝)は、
必ずしもスムーズにいくとは限りません。多くの場合、住まい手の希望がすべて叶えられることはないでしょう。
そこで両者の協調のために必要になるのが、住まい手の希望に優先順位をつけることです。

改めて「どんな暮らしをしたいか」をじっくりと考え、これだけは譲れないというものを選び出すのです。
この「じっくり自分と対話する」というプロセスこそが、家づくりにおいて最も大切なことではないかと私たちは考えます。


「歩人里の家」(岡崎市の木の家・桜を見る家) 詳しくはこちら