岡崎市、豊田市で新築をお考えの方へ 住宅建築の設計者として思うこと【設計者としてのポジション】~木の家設計作法-其の240~

住宅の設計や施工監理を担当する私たちの立ち位置はどこに置くべきか。

住まい手となるお客様と出会った当初は、その家づくりに対する想いや希望をはじめ、
予算などの条件を把握することが大事で、その為には十分な対話の時間が必要となり、住まい手と向き合うこととなります。


「行雲流水の家」(設計ノート)

しかしそのプロセスを経て、お互いが目指す家についての共通認識を得た後は、住まい手と向かい合うのではなく、
横に並んで同じ方向を見ながら進めていくほうが、うまくいくことのほうが多いのではと思います。

つまりお客様である住まい手のいうことを全て聞くのではなく、しっかりと横にならんで、耳を傾けながら、
プロとしての見地を込めて、答えを出すということが大事だと思います。

そうすることで、住まい手の望み通りではなく、望み以上のものが出来るのだと思います。


「彩雲の家」(リビングパース)