岡崎市の設計事務所サン工房岡崎スタジオより【高さの設計-2】~木の家設計作法-其の203~

部屋の天井の高さは、その場所でどのよう過ごすかで変わると以前いいました。
つまり、畳の上に座ったり、寝っ転がったりして使う和室と、椅子に座ることがおおい、
ダイニングやリビングとは、天井の高さは違って当たり前ということです。


「灯光の平屋」(平屋・土間がある家) 詳しくはこちら

しかし、その部屋同士が隣接し、建具を解放すると一体空間になるような場合は天井高さをあえて統一し、
空間を一体化してスッキリと感じさせるというような高さの設計手法もあります。

また構造材を見せるか見せないかでも、天井の高さは変わります。

過ごし方と設計者が提案する空間の見せ方、感じ方…

このような高さの設計は実施設計の一番最初に必ず矩計スケッチを描いて検討します。

「行雲流水の家」矩計スケッチ