愛知で住宅建築という仕事に携わる私たち【建築士の仕事】~木の家設計作法‐其の20~

「家を建てよう」と思う時、誰しもが自分にとっての「理想の家」を夢見ると思います。
しかし「理想」はすぐに「現実」に直面します。
「現実」とは敷地形状、環境、予算、建築基準法の制限などなど。
ここに「理想」と「現実」による葛藤が生じます。

この葛藤を解消することが、建築士である私たちの、最初の役割であると考えます。
言わば家づくりにカウンセラーになることです。

そしてカウンセラーですから、最も重要な仕事は、「住まい手」の心の内を聞き出すことです。
そこには「聞いて、答えて、また聞いて」を繰り返し、十分に時間を掛けます。
私たちは、このような設計の進め方が「理想の家」に近づけるための欠かすことのできない大切なプロセスだと信じています。

「団栗眼の家」(平屋・犬と暮らす寄棟の家) 詳しくはこちら