愛知県で木造住宅をつくる工務店として【日本の木を使う-3】~木の家設計作法-其の186~

私たちが日本の木を使う理由はもうひとつあります。
それは日本の山を守りたいからです。

日本の国土の67%が森林で、その約4割が人工林であるにも関わらず、
それを使わなければ、山は疲弊し、次の植林も出来ません。
そうなれば、山は放置され、最終的には朽ちてしまいます。
私たちは先祖が残してくれた大切な日本の資源を放棄し、
次の世代に繋げることが出来なくなります。

また山は治水とも直結しています。
近年の台風による川の氾濫などの災害に対して、今後山が疲弊することにより、
山に水が溜められなくなれば、被害はより大きなものになってしまうでしょう。
私たちのような工務店が住宅建築で使う木の量は全体から見れば大したことないかもしれませんが、
日本の木を少しでも使うことにより、
皆さんが日本の大切な資源にもっと目を向けていただけたらという願いも込めて、
日本の良材をこれからも使っていきたいと思います。


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