木の家設計作法‐其の14【感性に響く家】

「住宅は住むための機械である」
これは、モダニズム建築の礎を築いた20世紀を代表する建築家ル・コルビュジェの言葉です。
確かに住宅には、生活しやすい間取りやスムーズな動線といった合理的か形態や、
耐震性、耐久性、断熱性などの機能的な性能が求められます。

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しかし、住宅はオフィスや工場ではありません。
音楽を聴いて感動したり、花を見て美しいと感じる感性を持った人間が、
安心感や快適や癒しといった精神的な充足を得るための「日々の暮らしの器」です。

だからこそ住宅には合理性や機能性だけでなく、空間の表情、雰囲気、佇まいといった
感性に響く様相という演出が欠かせないのだと思います。

そうした様相は、立体造形だけでなく、仕上げ材の選択や、それらの色使いによっても作ることができます。
さらに、例えば、外壁やリビング、寝室などの空間ごとに異なる様相を施すことで、
いっそう趣に富んだ味わい深い住まいになるのだと思います。

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