木の家設計作法‐其の11【風の設計】

吉田兼好は鎌倉時代に徒然草で「日本の家は夏を旨とすべし」と言っています。
現在は、日本の家はほとんどが断熱、気密住宅になっています。
確かに熱損失を減らすということは省エネや、健康に暮らす為には大事なことだと思います。
とはいえ、私たちが思う現代の「日本の家」にも「夏を旨とすべし」という考えは必要です。

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岡崎市をはじめ、西三河地区の風向きは4月から9月(夏の間)までの約6か月間は南の方角から風が吹きます
また10月から4月まで(秋~冬の間)の約6か月は北の方角からの風が吹きます。

よって、夏の涼しさを感じるためには、夏の午前中や夕暮れ時などに涼しさを感じるためには、
この南風については、窓の配置や高さなどを考慮することで取り入れたいものです。

私たちは断熱や気密などの性能にもこだわりつつ、夏の風を入れる開口部の位置や軒の出などを考慮することで、
エアコンなどの設備になるべく頼らないで夏を快適に過ごせるような現代の日本の家づくりを目指しています。

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