愛知県刈谷市で木の家をつくる【「燕居の家」構造材確認】~現場の風景-其の23~

本日は愛知県刈谷市で基礎工事中の「燕居の家」の構造材の確認のために、浜松市の株式会社スカイさんに行ってまいりました。
上棟は、8月初旬ですので、これから、機械加工(一部梁の継ぎ手や火打ち梁の部分は大工さんの手加工)の作業に入ります。

構造材は以前このブログでもご紹介した岐阜県の後藤木材株式会社を通して、同じく岐阜県の有限会社倉地製材所さんから
入れていただきました。

写真は化粧材となるところの芯去材です。とても色艶も良い綺麗な材です。
私たちが描いた構造図をもとに作成したスカイさんの加工表により、倉地製材所さんが事前に番付けをしてくれています。

ここで私たちが化粧材に芯去り材を使う理由は以前にもこのブログで述べさせていただきましたが、再度ご説明いたします。

私たちの材料は、事前に自然乾燥と人工乾燥を行っています。乾燥方法は製材業者さん事前にを話し合いながら、なるべく
強度を色艶を保ち、しっかり乾燥できるやり方を決めています。しかしながら、いくらしっかり乾燥した木材でも、無垢の木材は
材や部位により、建ててから2~3年くらいまでは、まだ少しずつ乾燥が進み、その過程で表面に割れが入ることも稀ではありません。
そのような乾燥による割れは、家の強度に与える影響はどうかと言いますと、これまで行った多くの強度試験の結果により、
一般的には、主に木材の繊維方向に入った割れは、家の強度にはほとんど影響ないとされています。

しかしながら、どうしても表面に割れが入ると心配になられてしまう方が多いのも事実です。
そのお気持ちも当然理解している私たちとしましては、無垢材の特徴のひとつでもある割れに関して、
住まい手にご説明しながらも、少しでも割れが少なくなればという思いで、
化粧材においては割れが比較的少ないとされる「芯去り」という方法で製材された材を使ってきました。
芯去り材という材は、木材の芯のところを避けて製材する材のことです。
木材の割れは芯のところから放射状に割れが入る性質があります。しかしながら、芯を外して製材すると、
そのような割れが入りにくくなります。
よって私たちは芯去り材という材を化粧の梁桁材において使用しております。


写真は化粧の芯去り材の断面(放射状に入っている黒い線は割れではなく製材業者さんのマーカーです)

本日の材料の検品により、大事な構造材の確認が出来ただけでなく、図面上の指示だけでなく、実際に木の木目、
節などもみながら、材の向きや上下なども指示をすることができました。

後藤木材さん、倉地製材さん、今回も非常に綺麗で良い材料を入れていただきありがとうございました。

8月初旬の上棟がとてもとても楽しみです。