現場の風景-其の4【月こよひの家施工中-3】

ご夫婦2人で住む現代数寄屋「月こよひの家」。

いよいよ完成が近づき、本日は完成前の建て主さんとの立ち合い確認をしてきました。

 

 

まずは、木製サッシの前にある濡れ縁。今回は幅が広い桧板でつくりましたが、その束や土台は
単純に組むのではなく、顎で上下に組むことにより、強度が強くなるばかりでなく、和の趣が
より感じられるようになりました。

桧板の間に入れたのはなぐりの槐(えんじゅ)の木。

設計では竹を入れることにしていましたが、現場担当が変更しました。

なぜ槐に変更したのかを現場担当が書面でお渡ししました。

そこには、見た目や機能だけでなく、「想い」があることが綴られていました。

その「想い」とは、「槐」は木へんに鬼と書くので魔除けの意味があることや縁授とも書き、縁を授かるという意味があり、

これからこの家に住まわれる建て主さんが、幸せにそして良い縁に恵まれますようにという「想い」でした。

ただ単に設計図どおりにつくるだけではないのが私たちの現場担当です。
設計図に描かれた家をより良くするために、「想い」をこめて現場においてもたくさん図面を描きご提案し、そして

何より「丁寧」に家づくりを進めていきます。
そして私たちは彼らのことを「現場の設計者」と呼び、チームを組んで一邸一邸少しでもよくなるように家づくりを進めています。