日本の家の良いところ【縁側-2】木の家設計作法-其の354

元来、伝統的な日本建築の縁側や軒下の空間は、内部でも、外部でもない空間として数多く設けられてきました。

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いわゆる縁側や濡れ縁、土庇といわれる場所ですが、古くから親しい人が縁側から直接出入りするような内と外をつなぐ役割

として使われたり、など外部の景色を楽しむ場として使われたりしてきました。

かつての日本建築や日本の住まいには、必ずと言っていいほどこのような場所が設けられてきた訳ですが、近代の建築及び

近年の日本の住宅のそのほとんどが、そのような空間を持つことが少なくなりました。

外でもあり、内でもある曖昧な両義性により、様々な使い方が出来、日照調整、雨除けなどの機能面も併せ持つ

このような縁側などの軒下空間については、

“日本の家の良いところ”としてこれからも積極的に取り入れて行きたいと思います。

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