岡崎市の木の家工務店から 危険な発泡ウレタン。~スタッフのひとりごと-其の8~

この前現場で起きた大変だった出来事を紹介させていただきます。

今週、とある現場で気密処理を行うために発泡ウレタンスプレーというものを使いました。

こんな感じの物なのですが、用途としては断熱処理や気密処理などをするために隙間部分にスプレーをふきかけて塞いでいきます。要は隙間処理をするための物ですね。

1cmや2cmほどの隙間であれば一瞬で塞いでくれる優れものでもありますので、この前紹介させていただいたコーキングのようなこまごました物ではなくて、割と大きな隙間などを埋めるときに使用します。

また、吹きかけた後、徐々に固まっていくのですが、固まりつつ膨張していきますので、始めに吹きかけたときよりも大きくなっています。

この上(↑)の画像が吹きかけ直後の様子です。

そしてこちら(↑)が時間がたった後の様子です。

表面の質感からわかるかもしれませんがツルツルしていて且つ固くなっています。

また見比べていただけると膨張していることもおわかりにいただけるとお思います。

このように膨張して固くもなるので断熱材や気密材として使うにはすぐれものです。

これは施工現場でウレタンスプレーを使った後の写真です。緑のモコモコしている部分がウレタンを吹いたところです。このような形で隙間部分を埋めるために使用していきます。

しかし、このウレタンスプレーですが、大変やっかいで気をつけなければいけないことがあります。

 

付いてしまったら全然取れないんです!!!

私はこのウレタンスプレーをよく使っており、気をつけてはいるのですが、よく手に付着してしまいます。これがのりやボンドなどであれば擦れば取ることが出来ますが、ウレタンはそうはいきません。こすってもこすっても落ちません。最終的には落ちてくれるのですが、肌についてしまったら1日2日ではなかなか取れません。

服などに付いてしまったら一生取れないと思っていただいても問題ないかと思います(私の作業着も2着ほどだめにしてしまいました。。。)。

そのぐらい取れない材料なんです。

 

そして今回、スプレーを使った後、中身を使い切ったと思い、ガスを抜いて捨てるため穴開け作業を行いました。作業を行って3つ目のスプレー缶に穴を開けたときです。勢いよくウレタンが飛び出してきてしまい顔と髪にブワッと付いてしまいした。眼鏡とマスクをしていたので目や口元に付着することはありませんでしたが、顔と髪に一部付いてしまいました。

慌てて擦ってとろうとしましたが取れるはずもなくむしろ広がって伸びてしまいました。

このようなときは、擦るのではなくできる限り放っておいて、固まった後に取った方が、擦ってしまうよりも取りやすいのかもしれません。

幸い今現在はある程度落ちては来てくれていますが、まだ完全に取れているとは言いがたいです。

私は眼鏡をしていたので目に掛かることはありませんでしたが、目に入っていたら大変なことになっていたと思います。

 

ですから特にウレタンスプレーのガス抜きをする際は、使い切ったと思ってそのまま穴を開けてガス抜きするのではなく、穴を開ける前にシートやビニール袋などを被せてから穴を開けるようにします。

 

皆さんも使う機会があったら是非注意して使用するのがいいのではないかなと思います!