【繊細な大仕事】~スタッフのひとりごと-其の68~

こんにちは。

今年のゴールデンウィークは皆さんどう過ごされましたか?

私は静岡市に行く用事があったので日帰りで行ってきてプチ旅行を楽しんできた和出(わで)です。

 

静岡市に駿府城公園という公園があります。

駿府城というのは江戸幕府を開いた徳川家康ととても関係のあるお城で、

家康が駿府に住んでいたときには江戸を凌ぐ政治、経済、文化の中心地だったそうです。

 

そんな駿府城跡地の公園に行ってきたのですが、

とても立派な石垣があったので紹介します!

 

大きな石を積んであるのに隙間が殆ど無いという、大きくも繊細な建造物。

 

これらの石は一つ一つ加工されていてパズルのようにかたちを当てはめています。(失礼しました見たまんまですね笑)

ただ、やはりこれだけ大きく且つ、固い石を加工して当てはめていくのはそれだけで凄い。

 

調べてみると石垣の積み方には様々な種類があり、

駿府城公園の石垣は「切込接の布積」と呼ばれる、

石を切って加工したものを均等に並べていったもの、だそうです。

 

また、駿府城公園の石垣の一ヶ所は亀甲積と呼ばれる積み方をしていて、

一ヶ所全面にこの積み方がされているのはあまり例がないそうです。

 

さらに調べていくと、

石垣で一番重要になってくるのは角(角隅部分)だということがわかりました。

 

この場所は櫓(やぐら)が乗ることが多かったので、

石垣を作る際には角部分を強固にしようと考えられていました。

 

そのため、角部分は他とは違った積み方がされています。

それを【算木積(さんぎずみ)】と言うのですが、

そちらはまた別の機会に話せたらと思います!