【実は意外と。】~新米設計士のひとりごと-其の22~

こんにちは。

現在進行中の愛知県稲沢市【和敬清寂の家】や、

三重県桑名市の【こどもクリニック】の現場に

最近ちょくちょくと伺っている和出です。

 

この2つの現場では現在、

外壁にダイライトと呼ばれる耐力面材(耐震ボード)と呼ばれる外壁下地材が見えている状態となっています。

サン工房ではほとんど建前時に取り付けられるダイライト。

意外に思われるかもしれませんがこの素材、

木質ではなく、鉱物から出来ています。

 

そして特徴としては、

①地震に強い

②耐火性に優れている

③湿気に強い

主にこの三点が挙げられます。

 

まず地震に強い理由として、

木造の建物は垂直方向(上下)の力には柱の支えで強いですが、

水平方向(横向き)の力には弱いです。

しかしダイライトは全体に力を分散してくれる耐力面材であるため、

一点に力が集中することなく地震にも強くなります。

 

次に耐火性に優れている点ですが、

先ほどお伝えしたように鉱物で出来ているため

耐火性にも優れております。

 

また透湿性にも優れており、

湿気を素早く放出させるため結露なども起こりにくく

結果劣化しづらくなるという優れものでもあります。

 

このような多くの理由から

私たちはダイライトを壁下地材として使用してきました。

今まで何気なく見てきた素材が、

実は意外と多くの特徴を持っていたりします。