【失われつつある技術】~和出の二言目-其の1~

こんにちは。

 

先週から週3回ブログをあげ始めた和出(わで)です。

それにあたってタイトルも変えていこうかなと思いまして、

まだ仮タイトルですが、週3回に1回は別のタイトルに変更します!よろしくお願いします🙇⤵️

 

さて、話はガラッと変わりますが、

大工の〝手刻み〟加工って聞いたことないですか?

【悠悠閑閑の家】ではこの下屋と呼ばれる、

2階建ての1階屋根部分とでもいいましょうか、

その部分を手刻み加工しています。

 

手刻み加工とは、

大工がノミやカンナを使い自ら計算して木材等を加工していくことです。

ここでは“隅木(すみぎ)”の部分を加工しております。

 

“隅木”とは、

↑この斜め45度の伸びる場所に入れる材のことを言うのですが、

この加工はとても難しいです。

隅木などを計算するには、

この指矩(さしがね)↑と呼ばれる道具を使い、

あらゆる角度を正確に出す“規矩術(きくじゅつ)”という

計算方法を使うことになります。

 

この規矩術、

高度な数学を用いないと計算できない部分もあるらしく、

サン工房でお世話になっている大工が皆さん凄い方々だということがわかります。

体も動かして、頭も使って。まさに文武両道って感じですね、ちょっと違うか。。(笑)

 

最近は規矩術を使わなくても出来てしまう建物も沢山あるとのことで、

この技術を用いている大工を大切にしていきたいです。

その技術が見られる【悠悠閑閑の家】ですが、

今月の15日(日)まで施工途中見学会を開催しております!

 

よろしければこの機会に是非大工技術を見られてはいかがでしょう?

いつでもお待ちしております!!!

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