【多用途な材】~スタッフのひとりごと-其の65~

こんにちは。

昨日はジメジメとした天気でしたが、今日はサラサラとした天気だなと

擬音語ばかり考えてしまう和出です。

 

そういえば、豊明市にある【悠悠閑閑の家】で建物の下地材でもある外胴縁が施工完了しました。

 

以前、【選定する材】というタイトルでサン工房が

柱や梁などの構造材(建物骨組み)にどんな素材を使っているのか紹介しましたが、

【選定する材】~スタッフのひとりごと-其の62~

 

今回は建物の下地材、

胴縁(どうぶち)についてお話できたらなと思います。

 

皆さんは胴縁(どうぶち)って知っていますか?

 

胴縁は壁の下地として使われる材です。

もしかしたら胴縁を付けなくても壁は取付けられるのかもしれませんが、

胴縁を取付けることによって仕上材の割れを防ぐことが出来るので必ず使用している材になります。

↑この黒い壁の外側に着いている木材が胴縁です(外胴縁)。

 

胴縁は室内にも室外にも取付けますが、今回は建物外の外胴縁です。

碁盤の目のように付いていますが、

サン工房では建物外には縦と横に胴縁を入れております。

 

なぜ、縦と横に入れているのか。

それが胴縁を多用途としてみている理由なのですが、

 

横に入れてある胴縁(横胴縁)は仕上材の下地として使われるのに対し、

縦に入れてある胴縁(縦胴縁)は通気を目的としています。

 

外壁など外というのは雨のはね返りや、地面からの湿気などの影響を受けやすく、

劣化しやすい場所になります。

 

だからこそ、暖まった空気は上に上がっていくことを利用して、

縦胴縁を入れることで下から湿気などが入ってきたとしても、

上下を開けておくことで上に湿気等を逃がし、滞留させない=劣化させないことを目的としています。

また、一般的には外国産のカラマツを利用しますが、

湿気の影響を受けやすい場所なので、サン工房では湿気や腐食に強い桧を使用しています。

そして、そんな外胴縁を取付けた【悠悠閑閑の家】ですが、

 

今回、施工途中見学会を引き続き開催することに決定しました!

 

このブログでもお話しした、胴縁やその他の素材なども直に見れるまたとない機会です。

少しでもご興味ございましたら、この機会に是非ご参加いただけたらと思います!!

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