【網羅する丸柱】~スタッフのひとりごと-其の53~

こんにちは。

最近、大工の長谷川ほどでないにしろ、花粉の影響が出始めている和出です。

 

さて、昨日も愛知県刈谷市【燕居の家】完成見学会の案内に行ってきました。

段々と飛び入りでご参加されるお客様も増えてきました。

いよいよ見学会もラストスパートと言ったところでしょうか!

 

そんな中、見学会を行っているとき、

ふとしたときに「ここからの眺めがいいな」と思うような気づきがありました。

この写真↑少し右に丸柱があるのがおわかりでしょうか。

この桧の丸柱が良い味を出しているんですよ。。

引いて撮ってみるとこのように見えてきます。

 

この丸柱、本来構造的にここに柱があった方が良いということで柱を持ってきております。

決してデザインだけでここに置いた方がいいよねと言ったことで置いているわけでは無いんです。

 

また通常時、柱というのは四角いかたちをしております。

 

では何故、丸くしたのでしょう?

 

そこには設計者側の意図が込められており、

丸柱があるところは廊下入口直ぐ近くのところであり、

お施主様がよく通られる場所になります。

 

そのため、体かぶつかりやすい位置にもなってきます。

だからこそ、ぶつかっても角がない分危なさもなくなるであろう丸のかたちにしております。

 

また、丸にすることで意匠的にも柔らかい雰囲気を出して、リラックス出来る空間になってきております。

人というのは五感の内、視覚情報が83%も占めており、殆ど視覚に頼った生活をしております。

だからこそ、当たりまえ過ぎて忘れてしまいがちですが、見た目といったものは精神的にも重要な存在となってきます。

 

これらのことを考えること私は〝デザイン〟だと考えています。

 

構造的にここに柱を置かなくてはならない。

でも四角い柱だとぶつかってしまったとき痛いだろう。

では丸い柱にして、なるべく危なくないように。

且つ、空間も柔らかくして、リラックスできるようにしよう。

 

こうやって、問題を解決しつつ、よりよい方向に持って行くことが〝デザイン〟

 

そんなデザインが沢山詰まったこの【燕居の家】見学会に是非ご参加いただけたらと思います!

飛び入り参加でも大丈夫ですので、少しでもご興味ございましたら、

是非ご参加いただけますと幸いです!

 

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