木の家設計作法‐其の19【目線と居心地】

居心地の良し悪しは空間の広さ、高さ、明るさ、室温などの室内環境によって左右されます。
そんな中で居心地に大きく影響するもので、設計のポイントとして見逃されがちなのは、
目線の高さというものがあると思います。

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和室であれば、畳の上に座ることが多く、目線は低くなり、その分、落ち着いた空間に感じます。
もともと日本人は古来より畳敷きや板敷きの床に座る生活を送ってきました。
だからこそ、今でも和室という目線の低い落ち着いた空間を手放せない人が多いのかもしれません。

私たちはそこが床座でも椅子座でも、窓の位置や軒の高さなどに気を遣うことで、
住み手が求める機能や雰囲気に合わせて目線の高さを調整しながら設計します。

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